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熊本-熊本城- [旅行]



                 今年はどこへ花見へ行こうか。
                 色々考えた結果、熊本へ♪
                 ずっと行こうと思っていた熊本城。
                 せっかく行くなら最高の季節の時に!
                 桜が満開の熊本城へ行ってきました。

                   

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                 混雑は覚悟の上。
                 なるべく早く行こうと家を出発したのは7時半。
                 9時過ぎには到着し、
                 ピークになる前になんとか到着。
                 一番便利そうな二の丸駐車場に駐車して、
                 頬当御門から入場。


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                 頬当御門を通過してまず最初にお目見えするのが
                 首掛石。
                 怪力伝説が残る横手五郎は、数人がかりでも動かない
                 凹型の石を首に掛け、2㌔の距離を楽々と運んだそうです。
                 しかし、父の木山弾正がかつて清正と一騎打ちをして戦死を
                 遂げた武将で、五郎は父の敵として清正の命を秘かに
                 狙っていたそうです。
                 それが明るみに出て、五郎を仕事を石運びから井戸掘りに
                 替えられ、井戸の中に入っている時に生き埋めにされたそうです。


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                 頬当御門から見上げると見えるのがこの宇土櫓。
                 西南戦争後にも焼け残った唯一の多層櫓。
                 3層5階、地下1階からなり、第3の天守閣とも
                 言われていそうです。
                 場内に残る唯一、1596~1614の建物です。
                 このくらいの大きさのお城は沢山見て来たけど、
                 これで櫓というのだから熊本城の規模の凄さが分かります。

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                 左・・・宇土櫓から見える頬当御門。
                 右・・・石落とし。
                 場内の櫓の壁麺はすべて下見板張りで、外側の角は例外なく
                 石落としが設けられていました。

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                  左・・・宇土櫓から見る天守閣。
                  右・・・宇土櫓から南向きの眺め。

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                  左・・・天守閣の西側から見上げた様子。
                  右・・・天守閣の石垣。
                      加藤清正が近江の国から率いてきた石工集団「穴太衆」が持つ
                      特殊技術を駆使して作られたといわれていて、
                      下は30度ほどで緩やかですが、
                      上に向かうにしたがって角度を高め、天端では75度の絶壁。
                      

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                 さぁさぁ、天守に向かいましょ。
                 暗がり御門に入る前に振返るとまぁ絶景!!
                 桜にはさまれた大天守閣。

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                  闇り通路。
                  本丸御殿は2つの石垣をまたぐように建てられていたため、
                  地下通路がある特殊な構造となっていました。
                  今は照明がついて明るく見やすいですが、
                  照明がついていないときには本当に真っ暗で
                  敵の侵入の際には柱に隠れて不意を衝いて攻撃をしていたそうです。

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                 闇り通路を抜けてドドーーーン。
                 54万石の城下町、熊本のシンボルであり、
                 日本三名城の一つと数えられる熊本城。
                 加藤清正は7年かけて熊本城を築城。
                 城郭の周囲は5.3㌔、面積98万㎡。
                 大天守閣と小天守閣、49の櫓、18の櫓門、29の城門を備えた
                 堂々たるつくり。
                 明治10年の西南戦争の際には天守閣などが焼失したものの、
                 52日間の籠城に耐え、
                 難攻不落の堅固な造りを天下にしらしめました。

                 昭和35年に大・小天守閣を復元。
                 平成20年に本丸御殿が復元されました。
                 

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                 天守閣は内部がつながっていて、
                 小天守閣から入って、大天守閣から出てくる一方通行になっています。

                 左・・・小天守閣から見た隠し通路。
                     小天守閣の方から東の方へ抜けれるようになっているそうです。
                 右・・・小天守閣から見た本丸御殿。
                     本丸御殿の地下が闇り通路。

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                左・・・小天守閣から大天守閣の眺め。
                右・・・小天守閣から宇土櫓の眺め。

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                 天守閣の屋根の上にいる鯱鉾が内部に展示されていました。
                 鯱とは、頭が獣、体が魚という想像上の動物で、
                 火災除けの力があるといわれていそうです。

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                  本丸御殿の中に入りました。
                  平成20年に復元されたばかりなので大変綺麗。
                  どこもピカピカ。
            
                  加藤清正によって創建され、行政の場、会見の場として
                  使われてきた本丸御殿。
                  本丸御殿大広間の下に設けられた闇り通路は
                  日本で他に例を見ない地下通路です。

                  大御台所。
                  本丸御殿大広間の完成後に増築されたのではないかと
                  考えられています。
                  天井は吹き抜けになっていました。
                  

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                 「大広間」
                 玄関口にある60畳の鶴の間、
                 35畳の梅の間、28畳の櫻の間24畳の桐の間が連なる大広間。
                 

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                大広間の一番奥の間の「若松の間」。
                藩主が家臣と対面する際に座す部屋で18畳の若松の間。

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                 若松の間の奥には「昭君の間」。
                 床・棚・付書院と帳台構えを備え、障壁画は中国の故事「王昭君」の
                 物語が描かれています。
                 部屋の各所には漆塗りや飾り金具が配され、
                 各部屋を圧倒する荘厳な雰囲気が漂っています。

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                昭君の間の奥には数寄屋造りの茶室。

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                  本丸広場からの眺め。
                  桜が満開で、沢山の人が大・小天守閣を眺められるところから
                  ゆっくりと眺めていました。
                  桜とお城。
                  THE日本という感じでしょうか。

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                  西側の頬当御門から入りましたが、
                  南側の櫨方門へ出ようと石垣の間を
                  何度も何度も曲がります。
                  敵が侵入した時に、何度曲がっても本丸にたどり着けなくて
                  きっとうんざりしたことでしょう。

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                天守閣の右側に見える「二様の石垣」。
                右側(手前)は加藤清正時代の緩やかな石垣。
                左側(奥)は細川時代の急こう配の石垣。

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                竹の丸からみた天守閣。
                ここから見るといくつもの石垣の間を抜けないと

                天守閣にたどり着けないのがよくわかります。
                このように天守閣から見て、南側の守りはかなり固くなっていました。
                それは薩摩の島津を意識してのこと。
                加藤清正はかなり慎重なタイプだったように思えました。

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                 櫨方門を出て行幸橋を渡ったところに加藤清正公の銅像がありました。
                 背後には御花見客向けの屋台が出ています・・・。
                 屋台がなければ背後は桜と長塀。

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                 清正公の銅像は桜に囲まれていました。
                 きっとこの時期には清正も花見をされていたことでしょう。

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                            熊本編続きます。


タグ: 熊本 熊本城
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熊本- 崎津教会・天草- [旅行]




            九州に住んでいるうちに九州を巡ろう!
            今回は長崎の雲仙をスタートに天草にも行ってきました。


            長く続いた今回の旅のブログも今回がラスト。

            大江教会の後は、大江教会のすぐそばにあるメーンの盛で昼食。
            昔ながらの食堂という感じで、
            メニューがちゃんぽんと皿うどんくらい。
            お婆さんが一人でほぼ切り盛りしている感じで
            ややクールな対応をしていただきました。
            具材は一緒で麺と餡かけであるかないかの違いの2品。
            しっかりとしたお味で安定の美味しさでした。



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             大江教会から車で10分もかからないくらいで崎津教会に到着。
             
             尖塔の上に十字架を掲げた重厚なゴシック様式で
             昭和9年、ハルブ神父により創建されました。
             堂内は畳敷きになっている珍しい作りです。
             正面の祭壇がある場所は、禁教時代に厳しい絵踏みが
             行われていたところだそうです。
             激しい弾圧を受けながらも240年間に渡って「潜伏キリシタン」として
             信仰が守られていたそうです。
             大江教会と同じく自由に入れますが、観光地ではないので
             内部は撮影禁止。
             地元の人が大切に守り抜いてきたというのが伝わってきました。


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             ↓の画像を見て少し普通の教会と違っているのわかるでしょうか?


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             教会の裏から撮るとこんな様子。
             予算の都合で、建物の前方半分が鉄筋、後方が木造になっています。
             平成28年の世界遺産登録を目指しているそうです。
             


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              崎津教会へいく途中いくつも見られたトーヤ。
              トーヤとは軒と軒にはさまれた小路のこと。
              集落内にはこのトーヤが沢山あり、体を斜めにしないと通れないような
              狭いところもありました。
              この先まで行くと船着き場のようになっていて、
              そのまま漁に出ることも出来そうでした。
              


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             崎津名物の「杉ようかん」。
             約220年前に、琉球王の使節団が薩摩を目指す途中に難破し、
             崎津に漂着しました。
             そのとき崎津の地元住民の救助活動へのお礼にと
             作り方を伝授されたそうです。
             ようかんと言っても実際は、餅をのばしてあんを包み、
             杉の葉の香りを楽しめる餅菓子です。
             賞味期限は製造日1日のみ。
             保存料が使われていない素朴な味はとっても美味しかったです。
             
             

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              崎津教会を出て、道の駅など寄り道しながら車で2時間。
              やっと天草五橋(パールライン)までやってきました。
              
              天草五橋は宇土半島の先端三角から大矢野島~永浦島~
              大池島~前島~天草上島を結ぶ5つの橋で41年に開通しました。
              この周辺では昔から真珠の養殖が盛んに行われているため
              その沿線は通称『パールライン』と呼ばれています。
              橋から見るリアス式海岸はまさに絶景であり、
              天草の名所になっています。
        

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              全ての橋を撮りたかったのですが、
              走りながらだとやっぱり難しい。。。
              ↑は大矢野橋(2号橋)。
              長さ249.1m、ランガートラス工法の橋です。

              崎津でも沢山見たのですが、
              天草でも猫ちゃんに遭遇。
              人慣れしているようで全然逃げずにリラックスモード。
        

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               今回の旅最後に寄ったのが藍のあまくさ村。
               お土産店やカフェがあったりして大人気スポットらしく
               駐車場はいっぱいでした。
               で、私の目当てはぽっちゃり天草四郎。
               日本一の天草四郎像らしく15mもあるそうです。
               私が今までイメージしていた天草四郎はもう少しすらっとしていて
               美男子だったんだけど、、、
               天草四郎がまだ実態が判明していないらしいから
               こういう像もありかな。笑
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               ずっと雲仙から天草に渡り熊本に抜けるルートで旅行してみたいと
               思っていたので、それが実現して大満足でした。
               出来ればもう少しすっきりと晴れて、
               もっと美しい天草が見たかったのですが、
               それはまたの機会があればということで…。

               今回は時間と予算の都合があって結構見どころをはしおってまわりました。
               改めて九州は沢山見どころの多さを実感。
               さぁ次はあそこへ行こう!!


         


          


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熊本- 十三仏公園展望所・大江教会- [旅行]

       
            九州に住んでいるうちに九州を巡ろう!
            今回は長崎の雲仙をスタートに天草にも行ってきました。

            ホテルを出発後は天草に渡るべくフェリー乗り場へ。


            道中は沢山の段々畑の間を通りました。
            雲仙に行く途中も沢山の段々畑を見たのですが、
            南島原へ抜ける途中にも沢山の段々畑を見かけました。
            稲刈り直前という感じでいい色の畑を見れました。
            機会が入りずらく維持するのは大変でしょうけど、
            いつまでもこの景色が残るといいですよね。
            

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             ホテルから約30分。
             南島原市にある口之津港に到着。

             ちょうど天草からのフェリーが到着。
             この小さめのフェリーにのって天草に渡ります。
             どのくらいの人が乗るのかと思っていたのですが
             土曜日ということでか、結構沢山の人が待っていました。
             
             約30分の船旅です。
             波も穏やかで快適快適。


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               天草に到着後南下して、車で45分。
               十三仏公園展望所に到着しました。
               妙見ケ浦や苓北町の富岡半島を眺めるには絶好の場所です。
               ここでは像岩が有名。
               写真では分かりずらいのですが中心より
               少し右に像に見える岩があります。
               生で見るとすぐに「像!」ってわかるんです。

               日本の夕陽100選に選ばれているので、
               今度来ることがあればスキット晴れた日の夕方に来てみたいな。
              
               
     
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             公園を出発して約15分、大江教会に到着。
             青空に映える白亜の教会・・・と言いたかったのですが、
             残念ながら曇り空でこの美しい教会が
             全然映えない・・・。

             
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             天草のキリシタンは徳川幕府の禁教時代にも
             「かくれキリシタン」として秘かに信仰を続けていました。
             明治に入り禁制の高礼が撤去され再び不況が行われました。
             フランス人ガルニエ神父は明治25年にこの地を訪れ、
             昭和16年82歳で亡くなるまでの49年間布教につとめ、
             天草言葉を使いこなし、村人からは「バアテルさん」と呼ばれ
             慕われていたそうです。
 
             この大江教会はガルニエ神父が私財を投じて建て、
             また天草でキリスト教解禁後最も早く造られた教会です。


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             丘の上に建つロマネスク様式の教会はとても美しく、
             ステンドグラスや館内の大木版画は見ごたえがりました。
             ※館内は写真撮影NG

             
             自由に入れますが、観光地ではなく、純然たる教会で信仰の場で、
             地元の人が大切に守り抜いてきたというのが伝わってきました。
             


             次は崎津教会へ向かいます。
             つづく。


             


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長崎-雲仙温泉 東園- [旅行]





            九州に住んでいるうちに九州を巡ろう!
            今回は長崎の雲仙をスタートに行ってきました。

            雲仙地獄の後は本日のお宿へ。
            今回は雲仙温泉 東園。

            川が流れているという贅沢なつくりのロビーで
            日本庭園を眺めながら、
            お抹茶と和三盆を頂いてチェックイン。
            ほっと一息ついたところで
            お部屋に案内していただきました。


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              お部屋は広々していてゆっくりできる和室。
              この部屋の横には3.5畳の和室があって
              そこにはベットがありました。
              結局はこの部屋に布団敷いてもらったのですけど、
              「気が向いたらベットで」っていう気遣いありがたいです。


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             お部屋からはすぐおしどりの池が眺められます。
             曇っていたから夕日は諦めていたのですけど、
             あれ?夕日ギリギリ見えてる!!
             急いでカメラ撮ったけど、ギリギリすぎてわかるかなぁ。。。
             油断していたー。


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            一度お風呂に入って、さぁさぁ胃袋の準備万端!
            島原の山海の幸で作る懐石料理のはじまり、はじまり。


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              先付 柿豆腐
              座付吸 萩真丈吸
              お造 鯛 鮑 車海老
              酢物 がんば(ふぐ)の湯引き
              島原半島の彩八寸 海月胡麻酢和え
                           さっぱり芽生姜
                           梅ジャコ
                           海老松の実焼き
                           毬栗素麺揚げ
                           稲穂
                           イセエビムース
                           九十せんべい
              小鉢 鯛そうめん
              蓋物 太刀魚菜種巻揚げ出し
              洋皿 鯛のムース
              替り鉢 雲仙牛ロース焼き
              留椀 赤だし汁 ごはん 香の物
              水菓子 島原名物寒ざらしあんみつ


              こういう懐石料理で洋皿があるのがあったり、
              最初の2品目で吸物が出てきたりするのが珍しいですよね。
              ガッツリ食べたい系の夫は雲仙牛のロース焼きや
              洋皿が入っているのが気に入ったようです。
          
              私は寒ざらしがあんみつではなく
              そのままシンプルに寒ざらしだと嬉しかったかな。



              食事の後はゆっくりした後また温泉へ。
              夕方に入った時にはおしどりの池がみえていたのですが
              夜になると真っ暗。
              民家も街灯もないから本当に真っ暗。
              それはそれで面白かったかな。
              自家源泉から引いた温泉は美肌成分のメタケイ酸を
              豊富に含んでいる茶色がかった色。
              源泉かけ流しなのでその時々で温度の変化があるのか
              夕方に入った時にはぬるめだったけど、
              夜に入ると丁度いいくらいになっていました。
              
              美味しい食事で胃を満足させ、
              美肌成分の温泉で肌を癒し、
              十分に癒されていつもよりも早く眠くなってしまいました。

              次は天草に渡ります。
              つづく。


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長崎-雲仙地獄- [旅行]





            九州に住んでいるうちに九州を巡ろう!
            今回は長崎の雲仙をスタートに行ってきました。

            がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)の後は雲仙地獄へ
            行ってきました。


            雲仙温泉街の中心雲仙地獄です。
            ここからわきだす温泉の泉質は硫黄泉で、
            温泉の最高温度は98度、湯けむりの温度は120度にまで達します。
            またここはキリシタン殉教の舞台になったことでも知られ、
            殉職碑も建てられています。



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              至る所から湯けむりが出ていて、
              思ったいたよりも硫黄臭い!!!
              最初一度ウッ。。。ってなってから暫くすると慣れましたが
              なかなかのインパクト臭です。


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              清七地獄など色々と名称がつけられているところがあって、
              ボコボコと温泉が出ているところが見えるところがあったり
              激しく蒸気が出ているところがあったり、
              遊歩道をゆっくり歩いて巡ることができました。

              ちなみに清七地獄というのは、江戸幕府がキリストの絵を人々に
              踏ませる「踏み絵」をさせて信者を見つけ出し、この雲仙で処刑したそうです。  
              キリシタンで長崎に住む清七という男が捕えられ、
              処刑されましたが、そのころにこの地獄が噴出したといわれ、
              その名がつけられたそうです。

              
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             雲仙地獄の小高いところからの眺め。
             雲仙地獄はそれほど規模が大きくないので
             ゆっくり見て回っても30分位で見て回れます。
             周りにホテルが沢山あるので、
             ホテルの宿泊客は夜のライトアップも部屋から見れるはず。
            


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             途中でお決まりの温泉卵を購入。
             しっかり固ゆでされた温泉卵は
             黄身の色が濃くって美味しい。
             普通に卵が美味しいのと
             周りの雰囲気で普段より卵が美味しく感じました。

      PA095996.jpg PA095993.jpg


             雲仙地獄の〆は最も活発な噴気活動をしているこの一帯
             大叫喚地獄。
             白い噴気は30~40mにも上がっています。
              ゴウゴウという噴気音が、地獄に落ちていく亡者の絶叫のようにも聞こえ、
             この名前が付いたそうです。  
             そういわれれば・・・・聞こえないこともない???


             地球のエネルギーを存分に感じた1日でした。
             次はホテルに向かいます。


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長崎-がまだすドーム- [旅行]




                       九州に住んでいるうちに九州を巡ろう!
            今回は長崎の雲仙をスタートに行ってきました。

            島原市街の後にはがまだすドーム(雲仙岳災害記念館)へ
            行ってきました。


            雲仙岳がよく見えるその地に、
            火山を見る・体験する・遊ぶ・学ぶ、火山に関する情報が
            ギッシリ詰まった施設です。
            1990年11月に始まった雲仙・普賢岳の噴火活動から
            1996年5月の噴火活動終息宣言までに
            何が起き、何が残ったのかを展示しています。


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             エントランス広場には復興への願いを込めた
             溶岩と水によるモニュメントがありました。
             この地の人たちを脅かす溶岩に
             心のよりどころである十字架を刻むなんて
             この土地を表すのにこれ以上ないですよね。
             

       PA095924.jpg


            この災害では報道関係者が何十人と亡くなっています。
            生前の映像や、彼らが死ぬまで使っていた、
            溶けてボロボロになったカメラなど、実物が展示されています。
            あの映像は、このボロボロになったカメラで撮影されたのだと、
            改めて認識しました。

            火砕流や土石流を疑似体験できる「平成大噴火シアター」などがあり、
            実際の火砕流のスピードを体験できたりします。
            焼け焦げた電柱や電話ボックスがそのまま展示されていて
            普段の生活では想像することもできなかった
            火山の恐ろしさを改めて実感できました。




            次は道の駅みずなし本陣ふかへの側の
            土石流被災家屋保存公園へ移動。
            1991年の雲仙普賢岳噴火で特に大きな被害を被った場所にあります。           

            雲仙普賢岳噴火による土石流災害で被災した家屋を
            そのままの姿で保存し、公園化した施設です。
            土石流災害の遺構を保存・整備するのは全国でも初だそうです。 


      PA095936.jpg


           谷や川底に積もった石や土砂が長雨や集中豪雨によって一気に
           下流に押し流される現象が土石流です。
           

        PA095939.jpg


           島原では火砕流によって火山岩や火山灰が厚く堆積した
           山の斜面や川を中心にして何回も土石流が発生し、
           民家や橋、道路、鉄道を押し流し、市街地や耕地を土砂で埋め尽くしました。
           

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           まだ建ててまだそれほど立っていなかったであろう家の中も
           土石流で埋まってしまっているのを見ると
           とても胸が詰まる思いでした。
           自然のパワーを目の前にしたら人間なんて小さいもの。
           実際に災害に会ったことのない私にとっては
           こういう展示はすごく貴重な経験になりました。

            

           次は雲仙地獄へ向かいます。
           つづく。
   
  


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長崎-島原- [旅行]




            九州に住んでいるうちに九州を巡ろう!
            今回は長崎の雲仙をスタートに行ってきました。

            普賢岳の後は島原市街の方に移動し、
            まずはランチ。


            ランチには島原の郷土料理の具雑煮。
            穴子などの海の幸や牛蒡などの山の幸などの
            十数種類の具材が入った雑煮です。


       PA095880.jpg


             具雑煮は島原の乱で原城に籠城した天草四郎が、
             農民たちに餅を蓄えさせて、いろいろな材料と一緒に
             雑煮を炊いたのが始まりとされています。

             出汁と具材からの旨味がしみだしていて
             とっても美味しい!
             お餅も入っているし、食べごたえもありました。
            



             具雑煮を頂いた姫松屋のすぐそばの、島原城へ。
             安土桃山時代の築城様式で作られているようですが、
             今回は外から眺めただけでスルー。


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             島原城の裏には、天草四郎の銅像がありました。
             天草四郎は戦場で十字架を掲げて軍を率いていたそうです。
             ただ天草四郎には実際にいたとか、いないとかいくつもの説があって
             未だに天草四郎の実態ははっきりと分かっていないそうです。

           

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             島原城から歩いて10分の武家屋敷へ。
             島原城築城の際、外角の西に接して扶持取70石以下の
             武士たちの住まいが建設されたそうです。

             武家屋敷の中央に流れる水路。
             生活用水として厳重に管理され、使われていたそうです。
             島原水祭りの際には竹灯篭が灯されるそうです。


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             武家屋敷の篠塚邸・山本邸・島田邸の3邸は無料で見学できます。


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           立派な屋敷ばかりで、その時代の暮らしぶりを見ることができて、
           興味深かったです。
           その中で女優の加賀まり子さんのそっくりさんを発見!!


           
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              次は雲仙岳災害記念館へ移動します。
              つづく。



           



 


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長崎-雲仙- [旅行]



            九州に住んでいるうちに九州を巡ろう!
            今回は長崎の雲仙をスタートに行ってきました。

            
            まず最初に見たのが清水棚田。
            雲仙市千々石町にある清水棚田は山間部にあって
             千々石町の最も上流にある石積みの棚田。
            日本棚田百選にも選定されている棚田です。
            行った頃はちょうど稲刈りの時期で、
            少しずつ稲刈りが進んでいる様子が分かります。
            雲仙ではあちこちでこのような棚田を見ることができました。
            こういう昔から続いている風景っていいですよね。
            


      PA095808.jpg


              清水棚田から山道どんどん進み、
              到着したのは仁田峠展望所第二展望台。
              雲の合間から見えているのが普賢岳と平成新山。


             PA095814.jpg


             分かりずらいので案内板を映したものを・・・↓


  PA095824.jpg PA095825.jpg


            この案内板を見ると変化の様子がよく分かりますよね。
            1990年11月17日に噴火が始まり、1991年5月20日には地獄跡火口から
            溶岩の噴出が始まり、1995年まで続いたそうです。


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              もう少し近くで見てみようとロープウェイに乗ってみました。
              たった8分の空中散歩。
              高所恐怖症の人は無理かな。笑


      PA095843.jpg

             
              ロープウェイから見ると火砕流が流れた跡が
              はっきりと分かりました。


      PA095841.jpg

            
              妙見岳山頂1333mからの平成新山。
              溶岩ドームがよく見えます。
              ついでに100円入れて双眼鏡でもっとズーム!
              そそり立つ溶岩がよく見えました。
              かなり勇ましい。


      PA095855.jpg

           
               こちらからも火砕流が流れた様子がよく分かりました。


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           天気の良い日だと有明海、天草諸島や霧島まで
           望むことができるそうです。
           この日は霞んでいて島原市街もほとんど見えないくらいでしたが、
           反対側の雲仙温泉市街はよく見ることができました。
           雲仙温泉市街はゴルフ場からまた一山越えたあたりに見える
           池の近くにある市街です。


      PA095849.jpg  


             10月上旬のこの日には紅葉はまだまだですが、
             10月下旬には紅葉も進んで斜面が赤や黄に染まり、
             人気の観光スポット。
             そのタイミングで来たかったけど、
             その時はその時で大混雑の様なので
             ゆっくりと見れるこの機会でよかったかも。


             PA095874.jpg



              次は島原市内へ移動します。
              つづく。





 
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鹿児島-雄川滝・佐多岬- [旅行]




                今回の旅行は宮崎がメインだったのですが、
                せっかくあの辺まで行ったのだからと
                少し足を伸ばして鹿児島にも行ってきました。

                行ったのは南大隈町の雄川滝
                地元の銀行のカレンダーに使われてから
                一気に有名になった滝です。
                 
                雄川の滝は雄川の上流にあるエメラルドグリーンの
                滝壺が美しい滝です。
                 
                
              P8025324.jpg


                 車でないといけないようなところなので
                 今回行ったのですが、
                 行く直前の台風の影響で崖崩れが起き、
                 遊歩道が立ち入り禁止になってしまっていました。
                 本来は下から滝を見上げるように見えるのですが、     
                 上の水力発電所から滝を見下ろすようにしか見れませんでした。
                 しかも、水量が多くて思っていた滝の様子は見えませんでした。
                 残念。


       P8025326.jpg


                 本来はここから見える滝壺はエメラルドグリーンだったはず・・・。
                 これを見るだけにまた来ることはないだろうから
                 雄川の滝のエメラルドグリーンはもう見れないかもな。。。
                 これをすごく楽しみにしていただけにショックでした。
                 この旅行からもう1ヶ月。
                 きっと今頃は遊歩道も通れるようになって
                 エメラルドグリーンの滝壺も復活しているかな。




                 さて、今回の旅最後の目的地に向かいます。
                  
                 最後の目的地は鹿児島県の佐多岬。
                 本土最南端の岬です。 


         P8025394.jpg     

            
                 野猿に遭遇したり、ガジュマルの根のトンネルを越えたり
                 自然に囲まれた道を約70分。

                
       
         P8025391.jpg


                 佐多岬の駐車場到着。
                 灯台風の可愛い公衆電話がお出迎えです。


         P8025358.jpg


                 そして、大きなガジュマルの樹が出迎えてくれました。
                 幹から根が伸びてきているのですが、
                 まるでにしきのあきらの衣装の様。笑
                  


         P8025360.jpg


                 空中の中で伸びる根は気根というそうです。
                 気根はやがて地面まで伸びて支柱となるそうです。
                 柔らかいかと思って触った意外と硬くしっかりしていました。



         P8025363.jpg


                 駐車場から岬まで徒歩で行かなくてはいけないのですが、
                 約15分かかります。
                 この日も晴れていいお天気。
                 汗だら開始~。


         P8025364.jpg


                  あと少しというところで見えた景色。
                  うわ~きれい。
                  雄川滝では思っていたような様子が見れなくて残念だったけど
                  ここでは期待通りの景色が待ってくれていました。


         
         P8025374.jpg


                  やっと到着。
                  本土最南端。                      
                  ハマユウの花が咲いていました。
                  ハマユウは宮崎県の県花らしいのですが、
                  佐多岬には沢山咲いていました。


         P8025380.jpg

 
                 うっすらと真ん中に見える山。
                 ここは錦江湾の入り口になるので、
                 24㌔先、対岸の開聞岳がみえました。
                 開聞岳は以前行ったことがあるのですが、
                 こうやって改めてみても
                 形のきれいな山です。


         P8025382.jpg


                 もっとスッキリ晴れていたら種子島も見えるのかもしれませんが
                 この日は見えませんでした。


         P8025383.jpg


                 佐多岬では自転車で日本縦断するという方と会いました。
                 前日に東京から新幹線で鹿児島に入り、
                 そのまま電車で指宿に。
                 この日は指宿からフェリーで対岸に渡り、
                 そこから自転車で佐多岬に。
                 佐多岬までの道のりはアップダウンの激しい山道で、
                 しかもこの暑さ。
                 「心が折れそうになりました」と笑いながら言っていました。
                 これから1ヶ月かけて自転車で北海道まで行くというのを聞いて
                 「まるで『YOUは何しにニッポンへ』みたいですね」って
                 日本人に言ってしまいました。
                 この旅行からもう1ヶ月は過ぎたので
                 きっと沢山の思い出を作って今頃東京に戻ってしまっていることでしょう。
                 こういう人に出会えるのも佐多岬ならではかなぁ。
                 私には到底出来そうにないけど、
                 こういう旅をしている人がとても羨ましかったです。



                P8025390.jpg

            
                駐車場から岬に行くには最初にこの長いトンネルを通ります。
                そして、もちろん最後もこのトンネルを通ります。
                岬ではもちろん屋根があるところがなくって
                ずっと汗が止まらない状態だったので
                戻ってきてからはこのトンネルで汗が止まるのを待ちました。
                ちょうど風が抜けて涼しいのです。         


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               お土産はちょこちょこと買ったのですが,
               何よりのヒットはこのファッションフルーツ。
               甘酸っぱくて、種がカリカリとしていて美味しい!!
               南国のフルーツという感じ。
               実家の父に「ファッションフルーツ植えて!」ってお願いしたほどです。
               父からは「既に何度もチャレンジしたけどダメだった」と言われてしまいました。

               九州にいるうちに・・・と思って計画した今回の旅行。
               天気にも恵まれて、
               行きたいところにもすべて行け(見れないものはあったけど)
               食べたいものが食べれて大満足の旅でした。


               さぁ、次はどこへ行こうかな。





          

       


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宮崎-都井岬- [旅行]




               今回の宮崎旅行の続きです。
               でもこの旅行の宮崎はこれが最後。
               最後は串間市の都井岬です。
        
               長い山道を越え、
               これ以上は無理!と思った頃に
               真っ白な都井岬灯台が見えてきました。


        P8015295.jpg


              灯台に登らなくてもいいとは思っていたのですが、
              なんと灯台の足元にも行けない!!
              入口のすぐ横にお店があるのですが
              そこのおば様が「ここ4時半に閉まるのよ。早すぎるわ!」と教えてくれました。
              私ら以外にも観光客らしき人はいて、
              灯台が開いていれば商売もまだまだやれる時間なのでしょう。
              夏に4時半に閉めてしまうとは驚き。
              一応灯台だけ目に焼き付けておきました。
              そして、おば様も店じまいして帰って行きました。


        P8015287.jpg


                 灯台は閉まっていても
                 景色は待ってくれています。
                 17時頃で少し日差しは落ち着いてきましたが
                 それでもまだまだ暑い暑い。
                 都井岬から東向き〈日南海岸)の景色。
                 

        P8015296.jpg


                ここに来た一番の目的は野生馬を見ること!
                全国的にも珍しい野生馬は御崎馬と呼ばれています。
                1697年の高鍋藩秋月家が放牧して以来、
                繁殖し続け今に至っているそうです。
         
                御崎馬は体高が約130cm、体重が約300㎏。
                中国の蒙古馬ががルーツだそうです。

                例年4~5月が出産のピークだということで
                ちょうど親子の御崎馬を見ることができました。


        P8015284.jpg


                御崎馬は春から初秋は終日草地で生活して過ごすそうです。
                ただ、真夏の日中は涼しい尾根で休息し、
                夕方から夜中と夜明け頃によく動き回るそうです。
                草地の草が枯れる秋から冬は、山から下り
                海岸近くの南に面した林地や雑草地で過ごしているそうです。
                そしてこの時期は夏とは逆に温かい日中に動き回り、
                夜は風の当たらないところで長時間の休息を取るそうです。



        P8015273.jpg


                 私らが見かけた馬はちょうど動き始めた御崎馬だったのかも。
                 チラチラとこちらを確認するのですが、
                 草をずっと食べ続けていました。
                 

        P8015306.jpg


                 都井岬では御崎馬はもちろんですが、
                 ニホンザルも見ることができました。
                 なん約100頭生息しているそうです。
                 私らも見かけたのですが、
                 御崎馬とちがってニホンザルはあっという間に逃げてしまいました。
                 


        P8015307.jpg


                  都井岬から南向きの景色。
                  都井岬は海抜255mのところにあるので
                  眺めも抜群!
                  水平線くっきりとはいきませんでしたが
                  緑の向こうに海の青が見えて
                  とても気持ちのいいところでした。




 


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