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熊本-熊本城- [旅行]





            今回の地震で被害に遭われた方々に心からのお見舞いを申し上げます。
            熊本では大変な被害が出ていて、
            報道を見るたびに言葉にならない思いでいっぱいです。
            私の住んでいる福岡でも震度4でした。
            当たり前に過ごす毎日は当たり前ではないことを、震災が起き、改めて思う毎日です。
            微力ではありますが、今自分にできる事をさせて頂き、
            1日も早くみなさまが安心して過ごせる日が来ることを願うばかりです。


            どうか余震が一日も早く収まり、これ以上被害が広がりませんように。




            地震の約2週間前。
            初めて熊本市内を散策しました。
            美しい景色を、記憶に残しておくためにも
            前回に引き続き熊本の記事を書かせていただきます。


            商店街から歩いて熊本城へ。
            17時頃。日が傾いてきていい感じです。

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            長塀の対岸からの眺め。
            東の平御櫓から西の馬具櫓まで約242mの塀が続いていて、
            現存する城郭の塀の中では最長。
            白漆喰に黒の下見板を張り、桟瓦が乗っています。
            この長塀も今回の地震で約100mに渡って倒壊してしまったそうです。


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             熊本城に入る前に少し寄り道。
             桜の馬場 城彩苑に行ってみました。
             17時を過ぎていましたが、結構な賑わいでした。
             こちらでは沢山の熊本のお土産屋さんが並んでいたり、
             飲食店があったり、歴史と文化を体感体験することができます。
             少しだけお土産を買ってフラリと一周して出ました。
             きっと日中は歩くことも大変なくらいな人出だったと思います。




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             櫨方門から熊本城に再入場。
             ちなみに再入場はもちろん無料でした♪
             今度は朝とは違ったルートで本丸を目指します。
             長塀沿いに歩いたのちに、須戸口門あたりで
             突然通りがクランクになっています。
             上を見上げれば四方から狙われてる・・・。
             見方からは敵が来る様子がよく見え、
             敵からは突然クランクになっているので逃げまとう・・・。
             きっと大勢の敵はここで撃たれてしまったことでしょう。
             さすが加藤清正!



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              東竹の丸にある田子櫓や七間櫓、十四間櫓、四間櫓、源之進櫓。
              普段は武器や武具などの倉庫として利用されていましたが、
              外壁には狭間と石落としを備え、戦時には兵の駐屯地となったそうです。
              築城当時は49あった櫓のほとんどは西南戦争で焼失。
              宇土櫓や監物櫓、田子櫓、七間櫓、十四櫓、四間櫓、源之進櫓などだけは
              戦火を逃れ現存する櫓ので、
              これらの11の櫓は、いずれも国の重要文化財に指定されているそうです。


     
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            宇土櫓や監物櫓、田子櫓、七間櫓、十四櫓、四間櫓、源之進櫓などだけは
            戦火を逃れ現存する櫓ので、
            これらの11の櫓は、いずれも国の重要文化財に指定されているそうです。

            櫓ですが、下から見上げるとこの高さ!
            熊本城の規模の大きさを実感します。


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            東十八間櫓と北十八間櫓。
            北十八間櫓は、熊本城本丸の北東にあり、
            高さ20mの高石垣の上に建造されています。
            東十八間櫓も同じような作りだと思います。
            今回の震災でこの2つの建物と五間櫓が倒壊してしまったようです。




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             二様の石垣まで戻ってきました。
             


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             今回の震災でこの二様の石垣が崩壊してとの報道はまだ聞いていません。
             加藤清正が築城した当時から残っている石垣は残っているところが多く、
             反対に修復された石垣の方が崩壊しているところが多いようです。
             当時の穴太衆と呼ばれる石垣の技術が秀でていた証拠といえると思います。



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             飯田丸五階櫓。
             飯田丸の名称は加藤清正)の重臣、飯田覚兵衛が管理していたことから、
             こう呼ばれるようになったそうです。
             熊本城南面防衛の要であり、櫓と塀で囲い込まれ、内部には井戸や台所、
             鉄砲蔵までも設けられています。
             西側には西櫓門を備え、出撃することも可能。
             飯田丸だけでも小さな城の機能を持っていました。
             その小さなお城の天守閣の役目を果たすのが飯田丸五階櫓だったのです。
             残念ながら私が行った時には既に閉められた後でした。。。

             この飯田丸五階櫓も今回の震災で隅部の石垣だけで辛うじて櫓を支え、
             絶妙なバランスで何とか櫓がまだ崩壊せずに保っています。
             ただ床の部分が抜けかけているのでかなり厳しい状況だと思われます。
                 


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              本丸まで戻ってきました。
              今回の震災で瓦が落ち、鯱は行方不明、石垣も崩れてしまっているようです。


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               マジックアワーの大天守閣。


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             加藤神社からの眺めが良いと聞いていたので、
             神社が閉まるギリギリに入って、写真だけ。
             痛恨のブレ・・・。


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             加藤神社を出て二の丸駐車場に向かう途中も
             奥に天守閣、手前に宇土櫓が並んで見れてすごくいい眺め。
                
             この手前の宇土櫓は建物のバランスがすぐれているらしく
             1877年西南戦争、1889年熊本地震、1945年熊本空襲、
             そして今回の震災の危機を乗り越え「キセキの櫓」と呼ばれているそうです。

            


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              お土産に香梅庵の三面焼まるきんつば肥後鍔をかいました。
              甘さ控えめなあん、しっとりときめの細かな皮。
              とっても美味しかった~。
              これは次見つけたらもっと大物を買おう!!


              熊本市は初めて行ったのですが、
              思っていたよりもずっと楽しい街でした。
              今回の震災でかなり被害が出ていますが、
              落ち着いた頃にまた行かせていただきたいと思います。
              




              


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